メリット、デメリットのまとめ

 

最後にアクアウォーキングのメリット、デメリットをまとめておきましょう。メリットは「水の特性によるメリット」に集約されています。水の特性「浮力・水圧・水温」などの影響で多くのメリットが出るのです。

 

「浮力」は、胸まで水に浸かると、体重が陸上の30%程度になります。これで関節への負担が少なくなり、陸上で長い時間運動することができない人でも無理なく運動を続けられます。

 

「水力」は「水圧」です。これがかかると自然に腹式呼吸になります。従って、心肺機能も鍛えられて、カロリー消費量が高まります。マッサージ効果もあるので血液循環も促進されます。

 

「水温」ですが、基本的にプールの水温は体温よりも低いですから、体は本能的に体温が下がらないようエネルギーを燃やして温めようとします。そのためあまり動かなくてもエネルギーを消費します。運動すればなおさらというわけです。

 

そして何より、アクアウォーキングは有酸素運動であるということです。水の特性で脂肪が燃えやすい状態になり、脂肪を効果的に燃焼していきます。水の抵抗は想像以上で、運動の負荷を大きくしますから、結構ゆっくりしたちょっと楽な運動だけでも、意外に多くのカロリーを消費、脂肪をどんどん燃焼させてくれます。

 

そして、負担は少ないのに、案外筋肉もしっかり鍛えられます。特に鍛えたい筋肉を意識して歩行すれば、効果を更に高められます。

 

次はデメリットですが、基本的にアクアウォーキングはデメリットの少ない運動です。ただ、慣れるまでは、案外バランスを取りにくく、最初は思ったように歩けないかもしれません。また、間違ったフォームだと、ダイエット効果も半減してしまいますから、フォームについてはしっかり確認してください。